お金の教養ブログ

パパママが知っておきたいお金の話を中心に発信します。たまに子育てネタや書評もしてます。

書評:世界最新メソッドでお金に強い子供に育てる方法 

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本日の書評は

『世界最新メソッドでお金に強い子供に育てる方法』

という本です。

 

本書は酒井レオさんが執筆された本になります。

著者である酒井さんは、幼いころよりユダヤ人の中で育ち、世界のトップエリートたちがどんな教育を受けてきたのかを見て育たれました。また彼自身も、ご両親から『お金に強くなる教育』を受けて育たれことが影響し、あのバンク・オブ・アメリカ(世界最大の金融機関の1つ)で、全米N,o1の実績を達成出来たと語っておられます。

 

将来、自分の子供にはお金で困ってほしくないと思い、子供の金融教育について考えてたところ、この本と出会いました。

 

本書で書かれている教育方法の中で、『すぐに実践出来て、聞き覚えのない教育内容』を紹介します。『聞き覚えのない』というのは、僕はもちろん、親戚や友達、職場の同僚に話を聞いても、実践されていない教育内容の事です。日本人の金融知識は先進国の中でも低い水準にあるので、周りの方と同じ教育をしていても、十分な金融教育にはなりません。本書の教育内容を実践すれば、子供がお金に強くなる一歩になるかもしれません。

 

目次

1:この本に書かれていた『こどもをお金に強くする方法4選』

①お小遣いは絶対にあげない

②部屋代を支払う義務があることを伝える

モノポリーをする

④子供名義の銀行口座を持たせる

2:まとめと感想

 

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 1:この本に書かれていた『こどもをお金に強くする方法4選』

①お小遣いは絶対にあげない

僕は毎月決まった額のお小遣いをもらっていた少年でしたが、この本の序盤で出鼻をくじかれました。その一つが、『お小遣いをあげない』というものでした。なぜお小遣いをあげないのか?それは『お金は労働の対価』だからです。そして労働とは、誰かの役に立つことでもあります。

たしかに、毎月定額のお小遣いをもらっていては、本来人の役に立って得られるはずのお金を、何もしなくても貰えると感じてしまいかねません。僕も小さいころ、「お金足りないからあと200円ほしい」とか普通に言ってましたね、なんの手伝いもせずに笑

でもそれではダメなんです。お小遣いをあげれば、人の役に立ち、その対価としてお金が貰えるという発想が形成されません。この教えには、サラリーマンである僕も納得させられました。大人になれば誰もが分かっていると思いますが、社会になんの役にも立たず、賃金が発生することなんてないですからね。

 

②部屋代を支払う義務があることを伝える

この教えにも衝撃を受けました笑。だって、実家では自分の部屋があることが当たり前でしたから。

著者の酒井さんは、就職後2~3カ月実家で生活していたそうです。そしてある日、酒井さんのお母さまは、『実家で暮らした25年分の家賃や電気代を請求した』と。。。

怖すぎです。笑えません。

でも、大人になれば家賃を払うことは当たり前で、光熱費などのコストもかかります。著者のお母さまは、このことを良く教えたかったんだと思います。小さい子供に家賃を払え!なんて言い分は、少し度が過ぎるとは思います。ただ、生活にはお金がかかり、そのお金を、今は両親が肩代わりしているだけなんだよと伝えることは大切かもしれませんね。

 

モノポリーをする

モノポリーという遊びを、僕は小さいころにしたことはありませんでした。ずっとテレビゲームばかりやってました笑 

モノポリーとはボードゲームの一つで、主に不動産の取引を行い、自分の資産を増やしていくゲームです。著者の酒井さんは、このゲームを週末に、家族みんなで遊んでいたそうです。家族でゲームをすることはもちろん子供にとって楽しいことですが、このモノポリーを遊ぶ大事なポイントは、『資産は作ることが出来る』ということです。

そもそも資産とか負債とか、そんな言葉僕は1年前まで興味もなかったですが、子供の頃に資産の作り方を知っているだけで、人生における選択肢が増えます。給与所得だけが、稼ぐ方法ではないと気付かせてくれます。どんな状況であっても、生きていく上でお金を生み出さなければいけません。子供に選択肢をより多く与えるために、週末家族でモノポリーをして過ごすのもいいかも知れませんね。

 

④銀行口座を持たせる

自分名義の銀行口座をもつことで、自分のお金をより身近に感じられます。たしかに親の口座にいくら入ってるなんて、子供のころ気にしたことはありませんでした。でも自分名義の口座にお年玉がいくら入っているかは、常々気になっていましたね笑

口座を持たせることで貯蓄の必要性を子供自身が感じれます。コツコツ溜まれば、子供も喜ぶでしょう!

ちなみにアメリカでは口座を持たせることに加え、子供が産まれた時に国債を買うそうです。そして子供が18歳や20歳になったときに引き出します。子供が育つ20年間の間に、利子がいくらついたかを肌で感じれます。お金の増やし方を、自分の成長とともに振り返れるなんて、なんていい教育方法なんでしょう笑

 

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2:まとめ&感想

いかがでしたでしょうか?このブログでは、僕が本書を読んで、実際子供にしてあげたい金融教育を選別してお伝えしました。また本書は金融教育についてはもちろんのこと、世界で活躍する子供に育てる方法についても記載されています。ご興味のある方は、ぜひ本書を手に取ってご覧ください。

 

まだ1歳の娘ですが、5年、10年はあっという間だと思います。すぐに大人になって、生活のために働かなくてはいけないでしょう。

そんな時、必ずお金について悩むはずです。

『もっと稼げれば』 『貯蓄があれば』 『お金があれば』

僕は大人になって、お金についてもっと勉強してればよかったと、何度思ったか分かりません。でも後悔しても仕方ありません。今度は子供が、同じ目に合わないようにしたてあげれればいいんです。

さいころからの習慣や遊びで、お金に対する不安や恐怖を少しでも和らげてあげられれば、親としてうれしい限りです。

この本を参考に、これからも子供が将来、自分の力で生きていけるようサポートしたいと思います。

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございました~!